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【エズラ ブルックス】の長期熟成品の、【オールド エズラ 7年】(写真上)と【オールド エズラ 12年】(写真下)。 【エズラ ブルックス】というブランドは、1960年代に当時売れていた【ジャック ダニエル】に対抗して誕生。その当時はローレンズバークにあった『ホフマン蒸留所』で生産されており、1966年に政府から『ケンタッキー州で最も優れた小蒸留所』と表彰されつつも、1970年代に惜しまれつつ閉鎖。そして名門であった『メドレー社』がブランド権を得、これをメインブランドとして生産が行なわれた。 1978年から1988年までの10年間は、オーエンズボロにあった『メドレー蒸留所』にて生産が行なわれ、その当時は【オールド エズラ 7年】は無く、当時の【エズラ ブルックス(スタンダード)】が7年熟成の物であった。 1988年、『メドレー蒸留所』は、総合酒類企業であり数箇所の蒸留所を持つ『グレンモア社』の一部に。さらに1991年には『ユナイテッド・ディスティラー社』の傘下となり、【エズラ ブルックス】の蒸留はオーエンズボロからルイヴィルに移された。 現在は、セントルイスの『ディヴィッド シャーマン社』がすべての【エズラ ブルックス】を製品化。この【オールド エズラ 7年】【オールド エズラ 12年】は、その『ディヴィッド シャーマン社』が開発したブランドで、最近ではアメリカ国内でも評価が高く、さまざまなコンテストでも好成績を収めています。 『熟成期間7年以上の原酒を使った人気の逸品です。バーボンの典型ともいえるコクとまろやかさを感じさせ、香味豊かな風味が特徴です。』・・・公式HPより。『12年以上樽熟成させており、アルコール度数を感じさせないソフトでなめらかな芳醇な味わいです。申し分のない円熟さを楽しむにはストレートで味わいたい逸品です。』・・・公式HPより。 蒸留後に、サトウカエデのチャコール・フィルターを通す事によって芳醇な香りが付けられる【エズラ ブルックス】。その長期熟成品は、年数が増すごとに豊なコクが感じられます。 お薦めはストレートという事ですが、個人的にはオンザロックで楽しみたいバーボンです。 |