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ご存知【ワイルド ターキー】 写真(上)は、近年発売された、アルコール度数80プルーフ(40度)の【スタンダード】品、写真(中)は、アルコール度数101プルーフ(50.5度)の【8年】熟成品です。 【ワイルド ターキー】を発売している『ジ・オースティン・ニコルズ・ディスティリング社』は1855年、ニューヨークで食品輸入の商社を始めた《トーマス・マッカーシー》氏によって創業されました。 サウスカロライナ州の七面鳥狩りに集まる人のために特別ブレンドしたバーボンを造ったのがこのバーボンの始まりで、そんな背景から【ワイルドターキー(野生の七面鳥)】とネーミングされました。 第2次世界大戦後、当時の《アイゼンハワー大統領》が愛飲している事が報じられてから全米で大人気となったのは、写真(下)の【ワイルド ターキー 8年】。原料比率はコーン75%、ライ麦12%、大麦モルト13%で、コーンの割合が他のものより低いのが特徴で、深いコクと口の中に長く残る香りが【ワイルド ターキー 8年】の最大の特徴です。 そして近年発売された写真(上)の【ワイルド ターキー スタンダード】は、『ワイルドターキー本来の深い味わいはそのままに、ソフトな飲み口のアメリカンバーボン(公式HPより)』を謳い文句に、アルコール度数を80プルーフ(40度)に抑えて登場。 4年・6年・8年熟成の原酒をブレンドして、造られています。 『アルコール度数を40度に抑えたワイルドターキー スタンダード。その飲み口はソフトではあるが、しっかりとしたバニラ、カラメルのフレーバーを十分に残し、深くさわやかなフィニッシュに仕上がっている。4、6、8年熟成の原酒をブレンドしたバランスの良い逸品。』・・・公式HPより。 写真(下)は、以前のパッケージの【ワイルド ターキー 8年】で、ラベルに描かれている七面鳥が正面を向いており、内容量も750mlと若干多めで、ずんぐりむっくりした感じ。1999年に発売された、写真(中)の現行パッケージものと、原材料の配合比率も製造方法も何も変えていないとの事ですが、飲み比べてみると確実に味の違いが感じられ、旧ボトルのものの方が荒々しく感じられます。どうも一説には、熟成樽から瓶にボトリングする間に使われる『フィルター』が高性能になったとの情報。未確認情報ながら、信憑性のある情報です。 あくまでも好みの問題ではありますが、もし飲み比べる機会がありましたら、ぜひとも飲み比べてみる事をお薦めいたします。 私は個人的に、やはり【ワイルド ターキー 8年】は好きなバーボンですね。 ソーダ割りでさっぱりと、着飾らずに飲みたいバーボンです。 |