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スタンダードバーボン【エンシェント エイジ】の長期熟成品【エンシェント エイジ １０年】
８６プルーフ（４３度）に調整されたフルボディータイプの【エンシェント エイジ １０年】は、力強さの中にまろやかさを兼ね備えている、非常に飲みやすいバーボンで、値段のわりには楽しめるバーボンのひとつです。
【Ｉ．Ｗ．ハーパー １２年】の紹介文に書いてあるのですが、バーボンはあまり長期熟成を好みません。
と言うのは、バーボンを造っている『ケンタッキー州』という場所は、非常に気温の変化が激しい環境。そのため熟成樽が必要以上に呼吸をしてしまい、樽自体の余計な渋みなどが原酒に溶け込んでしまうからです。
一般的なバーボンの熟成年数は、４年〜６年。 それ以上熟成させるには、熟成庫の温度を一定に保つなどの管理が必要となります。
そこでこの【エンシェント エイジ １０年】
個人的な見解として、もしかしたらこれは、同じ蒸留所で造っているシングルバレルバーボン【ブラントン】に選ばれなかった樽の原酒で造られているのではないのかな？・・・などと、思ってしまいます。
【ブラントン】はシングルバレル。 選ばれたひとつの樽のみから、製品が出来あがります。
一方【エンシェント エイジ １０年】は、十数樽以上をブレンドして、さらに度数調整をしてからボトリングされ、商品化されるケンタッキー ストレート バーボンウイスキー。
【ブラントン】は、４年間樽熟成された原酒の中から、厳選された原酒をさらに樽熟成して商品化されます。では、選ばれなかった原酒の行方は・・・？
あくまでもこれは私の見解ですので、適当に読み流して下さい。 でももしそうならば、この【エンシェント エイジ １０年】は、美味しくてあたりまえだと思いますが・・・いかがでしょう？
ちなみにこの【エンシェント エイジ １０年】は『ＡＡＡ』または『３Ａ』、スタンダードな【エンシェント エイジ】は『ＡＡ』または『２Ａ』と呼ばれています。
デートの時、バーなんかで言うと、格好良いかもしれませんね。